2020年8月25日付

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人工知能(AI)の活用が本格的に始まった頃、多くの仕事がAIに奪われてしまうのではないか。そんな見方が広がった。2015年にオックスフォード大学などが行った調査では今後10~20年で約半数の仕事が消える可能性があるとされた▼技術の進歩によって手作業から機械に置き換わったり、新しい仕組みに変わったりすることは歴史的にも繰り替えされてきたことだろう。かくいう新聞もインターネットの普及に少なからず影響を受けている▼だが、今回のコロナ禍が社会経済に与える影響はそれ以上ではないか。不要不急の外出を控えたり、人との接触を避けたりすることが求められる中、日常生活は一変し、さまざまな制約を受ける毎日。そうした状況下でも何とか生活を守り、コロナとの共生を模索してきた▼感染防止のため、やむを得ないことだが、そんな耐乏生活に慣れ、それが常態化していけば仮にコロナが終息しても以前のような社会に戻るのは難しいのではないか。一度染み付いた習慣を変えるのは容易ではない。思いもよらなかった変革の波にいや応なく巻き込まれていくことになるのではないか▼多くの市町村ではコロナで落ち込んだ消費を喚起し、地域経済を下支えするため、プレミアム商品券を発行している。まだまだ予断を許さない状況が続いているが、感染への警戒を継続しつつ、コロナ後の社会へ軟着陸していきたい。

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