ビーナネットちの2年 コロナ禍で発信に力

LINEで送る
Pocket

茅野市の魅力を世界に発信する同市のインターネット動画サイト「ビーナネットChino」は、運用開始から2年が経過した。これまでは、市の生活や文化の特徴、魅力などを市内外に広く発信してきたが、コロナ禍を機に、より市民が求める話題を提供しようと情報発信に力を入れている。一方で、「未だに市民の中でも知らない人も多いのではないか(市地域戦略課)」と認知度の低さが課題となっている。

ビーナネットは、地元ケーブルテレビ局エルシーブイ(LCV)を通じて放映する同市の行政放送「ビーナチャンネル」に代わる新たな情報発信サービスとして2017年に構想し、18年4月に開設した。市内の出来事や食生活、体操などビーナチャンネルでも放送している番組を視聴できるほか、専門の映像制作会社に委託して制作するシティープロモーション動画なども投稿している。19年度末までに非公開動画を含め約150本を発信した。

今年度は、新型コロナウイルスの感染防止対策として、施設の休館や学校の休校が相次ぐ中で、効率よく幅広い市民に情報を発信できるツールとして活用された。臨時休業中の小中学生を対象とした「テレビ教室」や、長引く「おうち時間」の充実にと地域の飲食店と協力して家庭でも簡単に作れるレシピを紹介する生放送を実施するなど、7月末までの4カ月間で120本を制作した。

動画サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルも、コロナ前と比べ、2倍以上の1000人が登録し、各動画の再生数も以前よりも増加するなど反響がある一方で、「まだ市民の認知は不十分」という。

昨年4月の市民アンケート(回答者547人)で「ビーナネットを通して情報を得ている人」(複数回答可)と答えた人は0.6%。「市公式フェイスブックを通して│」と「市公式インスタグラムを通して-」も0%台と、低い認知度が大きな課題となっていた。調査から1年余りが経過しているが、職員は「再生数など数字の面では感じるが、実感はあまりない。動画を視聴するには、サイトにアクセスする必要があることから、見たいと思ってもらえる番組作りが必要」とする。

コロナ禍は、これまでにない新たな取り組みを行い、より多くの市民に知ってもらえる機会になっているという。市広報戦略課は「身近なところから知ってもらい、取り組みの幅を広げていけたら」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP