弥生、伊那西、高遠高 3、4日に文化祭

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テークアウト利用店に贈るペチュニアの苗をポットに移し替える生徒たち=伊那弥生ケ丘高校

新型コロナウイルスの影響で、多くの高校が文化祭の中止や延期、規模縮小を余儀なくされている。伊那市内の伊那弥生ケ丘、伊那西、高遠の3校も3、4の両日またはいずれかで、一般公開なしの校内祭を行う。生徒は中止が危ぶまれた文化祭の実現を喜び、「やってよかったと思える文化祭にしたい」と知恵を絞り、密を避ける工夫や新企画を準備している。

伊那弥生の「第61回弥生祭」は3,4の両日開く。長く続いてきた文化祭を自らの代で途切れさせたくないと、代替行事ではなく「弥生祭」としての実施を強く望んだ生徒たち。2日間に短縮し一般公開もやめたが、その分、新企画が盛りだくさんの新たな弥生祭が生まれた。

初日を準備時間に充て準備も弥生祭の一部として楽しむ。学級ごとに廊下の窓を専用のクレヨンで彩り、市内のスーパーから譲ってもらった牛乳パックで椅子を各1個製作。昼食には上伊那地方の飲食業のテークアウトを利用。料理のお礼として松川高校(下伊那郡松川町)から苗をもらい、育てたペチュニアの花を飲食店に贈る。

生徒がデザインし、今回初めて用意した弥生祭用のクラスTシャツは2日目に着る。文化部や有志のステージ発表は3年が体育館、他学年は教室からオンラインで鑑賞。隣と間隔を空け、牛乳パックの椅子に座った状態で楽しむルールとする。 土山景子実行委員長(17)は「行事の中止が続いている。弥生祭で心に残る思い出が一つでも生まれてくれたら」と願った。

伊那西の「第36回西高祭」は3日に開く。6月27日から3日間の日程で予定していたが、新型コロナの影響で延期し、一般公開を取りやめて1日に短縮。文化系クラブの発表に加え、昨年度まで別日を設けていたスポーツフェスティバルやファイアストームを盛り込む。新たな企画として、うちわ作りや全校制作のステージバックもある。

伊東一花実行委員長(17)は一時中止の流れもあったが、生徒から開催を切望する声が高まったとし、「1日限りだけど思い切り笑い、思い出になるよう盛り上げたい」と意欲を燃やしている。

高遠の「第60回兜陵祭」は日程を1日に短縮し、4日に開く。祭りの最後を飾る花火を例年より盛大にするほか、新企画「宝探し」や種目を増やした体育祭で60回の節目を盛り上げる。

春日沙帆実行委員長(18)は「内容が限られる中、みんなで何をやれるか悩みながら作った文化祭。全校で楽しみたい」と意気込んでいる。

伊那北高校は4日、文化祭の代替行事を行う。

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