辰野のミヤマシジミ生息地 13日に観察会

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鮮やかな青紫色の羽を広げるミヤマシジミの雄=7日、辰野町荒神山公園の生息地で撮影

生物多様性保全に取り組む辰野町の辰野いきものネットワーク(土田秀実会長)、伊那谷の自然保護団体でつくるミヤマシジミ研究会(会長・中村寛志信大名誉教授)は13日午前10時から、同町荒神山公園で絶滅危惧種のチョウ・ミヤマシジミの観察会(長野日報社など後援)を開く。専門家の解説を聞き、一帯で舞い飛ぶ青紫など色鮮やかなミヤマシジミの姿を楽しむ。

荒神山は、町内唯一のミヤマシジミの生息地。10年前までは個体数が年間10匹弱と減少が深刻だったが、同ネットワークや信大による下草刈り、食草コマツナギの植栽といった熱心な保護活動が進み、近年は最多で数千匹と安定的に増えてきている。

今年は、新型コロナウイルス感染防止のため作業に人手を掛けられず苦慮したものの、6月上旬から例年通り多くのミヤマシジミが羽化。長雨に猛暑と厳しい気候条件が続く中で、1日100匹超の個体数を保ってきた。今月には今季最終となる3度目の羽化が始まり、多い日は同200匹と順調に推移している。

観察会は、公園中央部のため池「たつの海」南側の生息地で開く。中村名誉教授が今年の発生傾向や環境との関係などについて話した後、各自で自由に観察や写真撮影などを行う。

土田会長は「町の管理協力はもちろん、公園利用者の理解も徐々に深まり、地域みんなでミヤマシジミを守るムードが高まっている。観察会で活動をPRしながら、仲間の輪を広げていきたい」と気軽な参加を呼び掛けている。

参加無料。申し込み不要。マスクを着用し、飲み物やカメラなどを持参する。雨天中止。参加者にはミヤマシジミのオリジナルストラップを進呈する。問い合わせは土田会長(電話090・5583・1794)へ。

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