荒汐部屋継承の元蒼国来関 諏訪地方再訪願う

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大相撲の元前頭蒼国来(そうこくらい)関(36)=本名エンクー・トプシン、中国内モンゴル出身=が今春現役を引退し、年寄「荒汐(あらしお)」を襲名して所属していた荒汐部屋(東京都中央区)を継承した。今年は新型コロナウイルスの影響で実現しなかったが、下諏訪町で夏合宿をするなど諏訪地方ゆかりの荒汐部屋。荒汐親方は「コロナで大変だと思いますが、私たちも次に姿を見せる時は今まで以上に強くなって諏訪の皆さんと触れ合えたらうれしい」と語り、コロナ収束後の来諏を願っている。

先代の荒汐親方(元小結大豊)が3月末で定年退職し、弟子の蒼国来関に部屋を託した。中国出身としては初の部屋持ち親方で、現在は前頭の若隆景(わかたかかげ)を筆頭に10人の力士と行司、床山それぞれ1人が所属し、相撲道に精進している。

諏訪地方との縁は荒汐部屋後援会長夫人の藤井明日香さんが同町出身であったことがきっかけ。2015年に蒼国来関が下諏訪町内の小学校で児童と交流したのを機に交流が本格化し、翌年から力士らがそろって町内の小中学校を訪問するようになった。

諏訪地方の子どもが相撲に親しむ「わんぱく相撲」や18年の「大相撲夏巡業諏訪湖場所」にも協力しており、荒汐部屋としても18、19年の2年続けて町内で夏合宿をしている。今年2月には諏訪地方から部屋を応援する「荒汐部屋諏訪湖後援会」(濱康幸会長)も発足した。

部屋の継承から半年になる荒汐親方。新型コロナの影響を受けて「1日1日なんとか過ごしている状況」と話す。基礎運動が中心の稽古が続いたが、外出できない状況は「逆にチャンス。うちは体重の少ない子が多いので、体重を増やすことを考えている」と前向きに語った。

諏訪地方については「個人的には十数年通っている場所。部屋としても学校を訪問し、夏合宿もできるようになって、多くの人と知り合えた。時間があれば行きたいのが諏訪。日本の古里の一つと思っています」と語り、「コロナが収束したらみんなで合宿に行くことを楽しみにしています」と話していた。

諏訪湖後援会の濱会長は「ご縁があって荒汐部屋とのお付き合いが下諏訪、諏訪地域で始まっている。門前町に力士がいる風景は素晴らしいことだと思う。夏合宿に来ていただいた時の支援、地域の皆さんに大相撲や荒汐部屋に理解を深めていただく活動をしていきたい」とし、地域を挙げた支援に意欲を見せた。

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