自分仕込み「焼酎」 飯島町成人式で解禁

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アニメのキャラクターや花の絵が描かれた本格焼酎と保管した池上さん

アニメのキャラクターや花の絵が描かれた本格焼酎と保管した池上さん

飯島町の新成人119人は15日に町文化館で開く成人式後のパーティーで、小学4年と中学2年の時に原料を栽培、仕込み作業を手伝った芋焼酎の封を開け、祝杯を挙げる。町内産の原料で焼酎を作る住民有志の会「くつろぎ応援団」の全面的な支援で実現。団役員で10年以上焼酎を保管してきた池上酒店の池上明さん(59)=同町=は、「自分で作った酒を飲みながら思い出を大いに語り合ってほしい」と当日を楽しみにしている。

焼酎は2004年、当時の飯島小学校4年生の1クラスが町内の職種を調べる授業を通じて立ち寄った池上酒店で焼酎作りを知り、その後、原料のサツマイモ「コガネセンガン」の栽培を手伝った。さらに飯田市内の酒造会社喜久水での仕込み作業に参加。児童29人は各自好きなイラストを描いたラベルを720ミリリットルのボトルに張って熟成を待ち、成人式で味わう計画を立てた。

一方、応援団は醸造に携わらない同学年のほかの生徒の焼酎がないことから、この生徒たちが中学2年の時、同様の原料栽培を実施。全員分の焼酎を確保した。この時は1升瓶(1・8リットル)への瓶詰めで、生徒全員の集合写真をラベルにした。

成人式対象者は全員が満20歳を迎えている。15日は式に続いて正午すぎから文化館で焼酎を味わう計画。本格焼酎でアルコール分が25%と高いため、パーティーでは応援団の役員が飲み方を教えるという。

池上さんは生徒が「ボトルキープ」した焼酎瓶にカビが生えないよう1本ずつ食品用ラップと新聞紙で包み、地下倉庫で大切に保管していた。「当日は楽しく飲む中で帰郷への気持ちの高まりや同級生同士の縁結びを期待し、町へ戻って来てくれることを願っている」と話した。応援団では毎年同様の仕込み作業を行っており、今後の新成人は毎年自作の焼酎で祝杯を上げることになりそうだ。

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