ヒシ活用探る 高校生がお菓子作り

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ゆでたヒシの実の薄皮をむく参加者。カップケーキなどに入れて味わった

県内の高校生でつくる活動団体「Make up(メイクアップ)信州」と諏訪市セーリング協会は24日、諏訪湖に繁茂する浮葉植物ヒシの活用を探る事業「すわっこひしっこ」を同市の駅前交流テラスすわっチャオで開いた。高校生やセーリング協会の会員ら約20人が参加。ヒシの実入りのカップケーキやポテトスティックを調理し、味を確かめた。

諏訪湖のヒシは2000年ごろから繁茂が目立つようになり、水質浄化や漁業、観光船・ヨットの運航に影響を与えている。県諏訪建設事務所は水草刈り取り船で年間510トン以上を刈り取っているが、刈り取ったヒシは廃棄処分や堆肥化され、あまり活用されていないのが現状という。

セーリング協会はヒシの有効活用として、ヒシの実内にある果肉を用いた焼酎の醸造に取り組んでおり、今月3日にはヒシの刈り取り作業を実施。その際に「Make up信州」で活動する高校生も参加しており、セーリング協会の横山真会長が「高校生の目線での活用方法を探ってほしい」と打診した。

高校生たちは緑色のとげのあるヒシの殻を栗の鬼皮をむく調理器具で切り開き、中にある乳白色の果肉を取り出した。殻付きで30キロほどあったヒシの実もむいてしまうとボール二つほどに。重曹入りの湯でゆでてあくを抜き、薄皮を取り除くと、つややかな果肉になった。

ヒシの実お菓子のレシピは高校生が考案。細かく刻んだヒシの実をケーキ生地に混ぜ、カップケーキに仕上げた。つぶしたジャガイモにペースト状にしたヒシの実を混ぜてから油で揚げ、スナック菓子も作った。ヒシの実は栗と芋を合わせたような食感で、ほのかな甘みがあり栄養価も高いという。

諏訪清陵高校3年で「Make up信州」創立者の海沼怜さん(17)=茅野市宮川=は「諏訪湖で邪魔者扱いされているヒシを活用し、諏訪の新しい魅力にできれば。長野県を日本一輝く県にしたい」と話していた。

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