精進湯跡地に「お手湯」 市が整備

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「お手湯」のある広場として整備された精進湯跡地。写真奥は諏訪郵便局=諏訪市諏訪

諏訪市は、2017年3月末に営業を終了した旧市営温泉「精進湯」跡地を、広場として整備している。広場中央には、手を浸して温泉を楽しむ「お手湯(てゆ)」を設置し、湯煙が立つまち歩きの拠点にしたい考え。12月中旬ごろに竣工式を開く予定だ。

諏訪市史によると、精進湯は江戸時代から庶民に親しまれてきた浴場で、手長神社の登り口近くにあり、身を清めて参拝する意味から名付けられたとされる。1978年に当時の精進湯組合から旧建物と土地が市に寄付され、市は同年に鉄骨3階建てのビルを建て直したが、施設の老朽化や利用者減少に伴う経営難から閉鎖し、ビルも撤去した。

広場(105平方メートル)は精進湯の歴史を継承し、温泉街の風情を醸し出すまち歩きの拠点として市水道局が整備した。お手湯は温泉に手を入れて温まる入浴法で、市としての施設整備は初めて。温泉が流れる幅1・3メートル、長さ3・5メートルの水路もあり、冬には湯煙が立つ仕組みだ。歴史を伝える看板も設置する。
 
工事は今年7月に着手し、渋崎建設(諏訪市)が請け負った。事業費は990万円。

市水道局は「上諏訪温泉の代表的な浴場であった精進湯の歴史を後世に伝えていきたい。湯煙が立つ温泉街の情緒と雰囲気を醸し出すことで、駅周辺のまち歩きの拠点の一つになれば」話している。

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