蚕糸功労者表彰 岡谷の2人と1小学校に

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大日本蚕糸会の今年度蚕糸功労者表彰を受賞した皆さん

岡谷市の岡谷田中小学校と新増澤工業前社長の竹松正光さん(79)=神明町=、今井竜五市長が、一般財団法人大日本蚕糸会の今年度蚕糸功労者表彰を受賞した。10日、同校代表児童と竹松さんが市役所を訪れて受賞者報告会を開き、今井市長とともに喜びを語り合った。

岡谷田中小は、統合前の岡谷小、田中小の両校で昭和50年代から学年を問わず蚕を飼育し、統合後は毎年3年生が蚕学習を取り入れている。今回、長年にわたり体験学習を通して地域の蚕糸と絹文化の継承に貢献したとして「蚕糸絹文化学習教育奨励褒賞(蚕を学ぶ奨励賞)」に選ばれた。市内では湊小、神明小に続き3校目の受賞。

竹松さんは1965年に新増澤工業(同市加茂町)に入社。工場長を経て90年に社長に就任し、95年の退社まで務めた。30年以上にわたり製糸機械の製造・設置に携わり良質な生糸作りを陰で支えたとともに、各地の製糸工場の閉鎖に伴う同社の危機を救い、社の事業を継承させた功績が認められ、「蚕糸有功賞」が贈られた。

今井市長は「シルクのまち岡谷」の市長としてシルク産業・文化の振興による地域づくりに取り組み、日本の蚕糸絹文化の承継と発展に貢献したとして「蚕糸功績賞」を受賞した。

児童を代表して来庁した同校3年の2人は「お蚕様はかわいい。お蚕学習を通して命の大切さがよく分かった」と話した。竹松さんは「製糸業は景気が良かったり悪くなったりで苦労したが勉強させてもらった。先輩方に感謝したい」と振り返った。

今井市長は「皆さんの活動が認めてもらえてありがたい。今後もシルク岡谷の歴史と伝統を受け継ぎ、新しいシルク文化を生み出したい」と話していた。

表彰式は10月21日に予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で中止となった。

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