不審者対策を強化 八ケ岳寮で訓練

LINEで送る
Pocket

訓練で、さすまたを使って不審者役の警察官を取り押さえる八ケ岳寮の職員

訓練で、さすまたを使って不審者役の警察官を取り押さえる八ケ岳寮の職員

相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件を受け、諏訪広域連合が運営する茅野市金沢の救護施設「八ケ岳寮」は17日、施設職員を対象にした初めての不審者対応訓練を行った。茅野署が協力し、施設職員約30人が参加。不審者役の署員をさすまたで取り押さえ、警察に通報するまでの手順を確認した。

八ケ岳寮には、身体や精神に障害のある人など132人が入所している。訓練では、不審者役の警察官が日中に入所者玄関から侵入し、入所者との面会を要求。施設内を歩き回り、集会室で刃物を取り出したため、男性職員2人がさすまたで制圧した。他の職員も加勢し、掛け付けた警察官が取り押さえた。同時進行で施設内への避難放送や警察への通報などを行った。

講評会では、職員が撮影した訓練の映像を見ながら全員で反省点などを振り返った。同署は「不審者には女性一人ではなく大勢で対応して」「警察に連絡する人に施設内の状況を伝える係をつくって」「不審者の車のナンバーも確認して」などとアドバイスした。さすまたの効果的な使い方の講習もあった。

さすまたで不審者役を取り押さえた職員の中山敦史さん(29)は「不審者の力が強く、一人で取り押さえるのは無理だと感じた。恐怖感もあった。不審者が持っている刃物を落とす方法をマニュアルに加えたい」と気を引き締めた。田村茂正寮長(59)は「訓練の結果を再検討し、細かい点を詰めていきたい。今後も警察との連携を強め、防犯訓練を定期的に行っていきたい」と話した。

おすすめ情報

PAGE TOP