小平選手が広げる安全意識 啓発グッズ製作

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地域振興推進費を活用して追加製作した小平奈緒さんをモチーフにしたキーホルダー

諏訪地方の3警察署が県諏訪地域振興局の裁量で執行できる地域振興推進費を活用し、茅野市出身のスピードスケート金メダリスト・小平奈緒選手=相澤病院=のイラストをモチーフにした反射材付きのキーホルダーを3000個製作した。住民の安全意識の高揚を図る考え。これまで同局内の事業に活用されることが多かった推進費だが、今年度は諏訪児童相談所も事業費に充てた。組織の枠を超えた活用が進む。

キーホルダーは茅野署が今春、茅野防犯協会連合会、茅野交通安全協会と協力し、2000個製作。同署管内の小学1年生に配布し、各種啓発活動でも配った。企画した同署の青沼正悟交通課長によると、キーホルダーは地域でちょっとした話題となり、「入手方法を知りたい」という問い合わせが寄せられるほど。啓発効果があると考え、追加製作しようと試みたが、警察内部では予算が付かなかった。

そこで活用を検討したのが推進費。岡谷、諏訪両署と連携し、諏訪地方全域にキーホルダーを配布する案をまとめ、諏訪地域振興局と調整した。この結果、約50万円が配分された。

製作した3000個のうち半分は諏訪地方でスケートに励む子どもたちを通じて保護者や地域に浸透させ、残りを諏訪地方の来年度の小学1年生に配る。青沼課長は「これまでの啓発グッズと比べても皆さんが身に付けやすいのでは。小平選手のキーホルダーを諏訪地方に広げられて良かった」と話した。

推進費について同局企画振興課の山川晃課長は「地域振興局が地域課題に主体的に取り組むための財源。県の現地機関と連携して解決を図るのは趣旨に沿っている」と話した。

推進費は県の組織改正で地方事務所が地域振興局に改組された際に導入された。3署が活用するのは今回で2回目。諏訪児相は初めて。

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