医業収益増で黒字確保 昭和伊南総合病院

LINEで送る
Pocket

伊南行政組合は19日に開いた同組合議会定例会に、昭和伊南総合病院(駒ケ根市)の2015年度病院事業会計決算を提出し、認定された。患者数の増加や診療単価の上昇によって医業収益が伸び、1億8580万円余の純利益を計上。地方公営企業会計制度の見直しに伴う引当金の計上により赤字となった14年度決算から一転して、単年度黒字を確保した。

延べ入院患者数は 前年度比5・5%増の6万7371人。地域包括ケア病棟運用のため、昨年9月1日から病床数を15床増床した結果、平均在院日数は0・4日増の17・9日となり、病床利用率も2・7ポイント増の82・2%に改善した。外来患者数は7・5%増の11万9586人。健診事業の利用者数は4・2%増の1万682人に上った。

医業収益は入院、外来患者の増加と 診療単価の増加により、前年度比7・5%増の54億9430万円余。医業費用は給与費、材料費、経費の増加などで5・7%増の57億9430万円余となった。医業収支は 約3億円の赤字だったが、医業外収支で7億1580万円余の黒字を計上し、医業収支の赤字を吸収した。

同病院では公営企業会計基準の見直しに伴い、全職員分の退職給付引当金(16億円)を14年度から5年間で用意する計画。18年度まで毎年2億7900万円を特別損失として計上する方針だ。

伊南地区4市町村からは基準外繰り入れとして今年度まで、年1億円を追加繰り出ししている。同日開いた全員協議会で組合側は19年度までの収支見込みを報告。杉本幸治組合長は「(追加繰り出しを行わなかった場合)17、18年度は赤字が見込まれる」とし、来年度から2年間、年5000万円の追加繰り出しを行う考えを示した。

おすすめ情報

PAGE TOP