岡谷市銀座通り商業会 111年で幕

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岡谷市の「銀座通り商業会」(高橋保久会長)は2日、今年度いっぱいで会を解散する方針を明らかにした。会員の減少や高齢化に伴うもので、発足以来100年以上にわたる活動の歴史に幕を閉じる。懸案だったという老朽化した街路灯のLED(発光ダイオード)化については、市の補助金などを活用して今年度中に改修する計画。来年度以降は新たに設ける「銀座通り街路灯会」で維持管理を担っていく。

同商業会の前身となる平野商業会は1909(明治42)発足。市内では2番目に古い商業会といい、昭和に入ってからは小井川小口商業会、小口商業会と名称を改め、50(昭和25)年に現商業会となった。昭和40年代には50事業所近くが加盟し、かつては盛大な催しも行われていたというが、大型店の出店などにより商店街は徐々に衰退。現在は小売店や飲食店、食品製造会社など9事業所のみが加盟している。

解散は10月16日に開いた臨時総会で決定。会員は来年4月以降、市広域商業会など他の組織に加盟していく方針という。同会が88(昭和63)年に設置した街路灯については老朽化により現在半数近くが点灯をやめており、使用している水銀灯も製造中止で入手できなくなることから今年度中のLED化に踏み切った。

同会によると、街路灯は岡谷市役所東から薬師堂前までの県道下諏訪辰野線沿いに20基、市役所東から蚕糸博物館入口までの市道11号線(今井新道)に5基あり、いずれも必要な配線工事や電球の交換を行う。事業費は100万円。このうち3分の1は市の補助制度を活用し、残りは同会の予算と周辺事業所や住民からの寄付などを充てる。

解散について高橋会長(64)は「寂しい思いはある」と胸の内を吐露。今後については「若い人たちに楽しんでもらえる通りをつくるためにも明るくしないといけない」とし、交通安全や防犯の面からもLED化の必要性を強調した。会では街路灯の整備に向け、商店街周辺の事業所や住民に寄付への協力を求め、解散後の維持管理を担う街路灯会の会員も募っていく。

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