アプリ使い情報共有 防災マップ作り 東部中

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三峰川沿いを巡り、アプリで危険な場所を記録する伊那市東部中2年生

伊那市東部中学校2年2組の生徒約40人は4日、防災教育アプリ「Field ON!(フィールドオン)」を使い、地元の防災マップ作りを始めた。南信地方では初めての取り組み。地域を巡って、今夏の大雨で堤防が崩落した三峰川などの危険な場所を確認し、タブレット端末を活用して情報を入力。フィールドワークによるマップ作りを通して、防災意識を高めた。

アプリは、信州大学とNPO法人DoChubu(ドゥーチューブ)が2016年に共同開発した。アプリの地図上で、自然災害の恐れがある場所の位置情報や写真、コメントを登録する仕組み。集めた情報はウェブサイト上の地図に集積され、可視化して共有できるシステムだ。

生徒は社会科の授業で11月から、昨年の台風19号による千曲川の堤防決壊での浸水被害をはじめ、身近な水害、土砂災害について学んでいる。

この日は、信大教育学部の学生5人が加わり、2カ所に分かれて調べた。三峰川右岸では、中学生が堤防の高さを目で確かめたり、周辺の建物を見回したり。不連続堤防「霞堤」にも着目し、「機能すると水が近くの施設に流れてしまう」と指摘。辺りの写真を撮影し、「危険」などと書き込んだ。

防災マップ作りを行った生徒は「身近に危ない場所がたくさんあって怖さを感じた。どこが安全なのかを考え、頭に入れておきたい」と話していた。
 今後は情報に修正を加えて共有するほか、自然災害から身を守るための行動を考える。同校では、防災マップを学校全体の防災教育に役立てるとともに、地域との情報共有についても模索していくという。

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