外来植物2・28トン駆除 霧ケ峰で保全作業

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黄色い花を咲かせたのオオハンゴンソウを抜く参加者

黄色い花を咲かせたのオオハンゴンソウを抜く参加者

県や市町、地権者などでつくる霧ケ峰自然環境保全協議会は19日、諏訪市の霧ケ峰・強清水で特定外来生物オオハンゴンソウの抜き取りや刈り取りを行い、今年度計画した6回の外来植物駆除作業を終えた。3年目の活動には 一般ボランティアを含めて延べ273人が参加。セイヨウタンポポ、ヘラバヒメジョオンなどを加えた6種、計2・28トンを駆除した。

参加者は前年より35人、駆除量は650キロ増えた。事務局の県諏訪地方事務所環境課は「作業区内の外来植物は視覚的に少なくなっており、多くの協力を得られたことが駆除量増加の要因」と分析。初年度からの継続参加者は要領をつかんでおり「効率的な作業ができた点も大きい」としている。

昭和30年代前半の霧ケ峰の姿を目指し、車山高原のセイヨウタンポポを皮切りに、池のくるみのハルザキヤマガラシ、強清水のメマツヨイグサなども減らした。最終日は60人が参加。在来植物や植生地を保護するため、少人数のグループごとに散らばって手や機械を動かし、花期を迎えたオオハンゴンソウを抜いたり刈り取ったりした。

指導に当たった信大農学部の大窪久美子教授は「放置すれば貴重な高層湿原に侵入する恐れがある。 駆除を続けてきた所は量が少なくなってきた」と、外来植物の脅威を語りながら活動成果を強調。ボランティアからは「霧ケ峰のために地道な作業を積み重ねたい」との意欲も聞かれた。

秋には、ササやススキを刈るなどして多様な在来種の生育を促す草原再生モデル事業を行う。協力者を引き続き募っている。日程や場所、ボランティアの問い合わせは事務局(電話0266・57・2952)へ。

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