平松譲と斎藤清の作品展 信州高遠美術館

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平松譲作の油彩画や斎藤清作の木版画が並ぶ収蔵作品展

伊那市信州高遠美術館は同市と東京都三宅村の友好町村盟約締結50周年、福島県会津若松市の親善交流締結20周年を記念した作品展を開いている。三宅村出身の洋画家平松譲と会津坂下町出身の木版画家斎藤清の作品で、同館収蔵の計17点を展示している。来年2月28日まで。

平松氏の作品13点は高さ1メートルを超える大作が多く、度重なる三宅島雄山の噴火が生んだ溶岩原や荒々しい海岸線などを油彩の重厚な質感で表している。初期に手掛けた人物画や黒いフェルトペンのスケッチ画もあり、「本画からは読み取れない、作品づくりの過程を知ることができる」と同館学芸員の小松由以さん。

斎藤氏の絵は高遠町出身の画家でコレクターの原田政雄氏の収集品で、原田氏の死後に寄贈され同館設立のきっかけになった品の一部。独自表現の追求に力を注ぎ、木版画の一種・浮世絵では失敗とされる「ごますり」を技法として確立した斎藤氏が、京都の舞妓などを題材にした4点を展示。小松さんは「版木の木目を生かした絵もあり、京都の古めかしさよりモダンな雰囲気を感じさせる」とする。

郷土作家らの同館収蔵作品も展示中。小松さんは「収蔵品だが、一堂に並べる機会はなかなかない」とし、多くの来場を呼び掛けている。

入館料は一般500円、18歳以下無料。午前9時~午後5時。火曜と祝日の翌日、12月28日~1月3日は休館。

問い合わせは同館(電話0265・94・3666)へ。

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