2016年08月22日付

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驚異的な粘りを見せて5連続ポイント。歴史的勝利の瞬間、雄たけびを上げた。リオデジャネイロ五輪の男子卓球団体戦決勝。過去12回の対戦で未勝利だった中国人選手を破った日本のエース水谷隼選手の戦いぶりは見事だった▼これまでは、福原愛選手ら女子に注目が集まっていた日本の卓球界。そんな中で、男子選手たちは一戦一戦力をつけ、史上初の団体戦銀メダルを獲得した。水谷選手は自身のツイッターで「一度も勝ったことがない相手を最高のステージで倒すことができた」と喜びを表現した▼卓球が五輪の正式種目になる以前、世界の舞台で活躍した日本人に荻村伊智朗氏(1932―1994)がいる。世界選手権でシングルス、ダブルスともに2回の優勝を果たすなど輝かしい実績を持つ。今回の日本勢の戦いを天国から、どう見ていたのだろうか▼荻村氏は、国際卓球連盟会長、日本オリンピック委員会国際委員長として1998年の長野冬季五輪の誘致にも尽力。91年には、千葉市で開かれた世界選手権に韓国と北朝鮮の統一チーム「コリア」の出場を実現させた。事前合宿地の長野市入りした際の凜としたブレザー姿が、目に焼き付いている▼祖父の出身地が楢川村だったことが縁で、現在の塩尻市では毎年、荻村杯が開催されている。近い将来、打倒中国を実現するであろう日本人選手の中に、本県出身者が現れることを期待したい。

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