八剱神社の恵みでミキ造り 全国から初穂料

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宮坂宮司に八剱神社のコメとサツマイモで造ったミキと全国から寄せられた初穂料を納める田町さん

鹿児島県奄美地方の伝統的な発酵飲料「ミキ」を全国に広める発酵料理家の田町まさよさん(50)=山梨県北杜市=は19日、全国各地から寄せられた約100人分の初穂料を諏訪市小和田の八剱神社に納めた。田町さんは先月、同神社祭畑のサツマイモと祭田のコメからミキを造る催しを実施。その時に造ったミキを分けた約100人から集まった気持ちという。

京都府出身の田町さんは奄美大島に20年以上暮らしたことがあり、今夏から北杜市に移住した。10月に初めて八剱神社を訪れ、境内に納められたコメや大きなサツマイモに感動。ミキの材料に当たる二つでミキ造りをしたいと直感。ミキは神酒の原点ともいわれており、縁を感じて催しを開いた。

催しは先月26、27日に八剱神社で行い、県内や山梨県から参加者が集まった。参加者以外にも交流サイト(SNS)を通して、北海道から沖縄県・石垣島までの興味を持った人達にミキを送った。同神社の宮坂清宮司(70)が、したためた手紙や土鈴、諏訪市のパンフレットなども一緒に発送。届いた人のほとんどは八剱神社や諏訪市を知らなかった人だが、「いつかお参りしてみたい」などの声も寄せられた。これらのお礼としてミキを受け取った人達から田町さんの元に初穂料が届いたという。

八剱神社はコロナ禍で夏や秋の例大祭に一般の参拝者を招かないなど影響を受けている。貴重な初穂料とミキがつないだご縁に、宮坂宮司は「八剱神社で収穫した自然の恵みが組み合わさったミキを造っていただき、神様にお納めもらえてありがたい」と感謝。田町さんは「神様のお引き合わせを感じる。お役に立てたらうれしい」と話した。

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