句碑で知る「井月」 伊那で写真パネル展

LINEで送る
Pocket

井月の句碑の写真パネルが並ぶ会場

井月の句碑の写真パネルが並ぶ会場

上伊那ゆかりの漂泊の俳人、井上井月(1822~87)の句碑パネル展が、伊那市役所といなっせで開かれている。9月3、4日に市内で開かれる「千両千両井月さんまつり」の関連イベントとして、同まつり実行委などが企画。上伊那などに建立された句碑約30基を写真パネルと解説文とで紹介。伊那谷の豊かな自然と住民たちとの交流から生まれた数々の句が、井月の才や人物像を伝えている。

上伊那には、橋の欄干に設置されたプレートを含め70基近くの句碑があるとされる。市が、代表的な俳句が刻まれているものなど約30基を選び、数年前に写真パネルに仕立てた。今回、多くの人たちに句を知ってもらおうと、2会場に分けて展示している。

市役所では、上伊那の穏やかな農村の暮らしぶりを詠んだ「暮遅き鐘のひびきや村渡し」の句碑パネルなど20基分が並ぶ。伊那市美篶にある句碑「落栗の座を定めるや窪溜り」からは、放浪の果てに、伊那を墳墓の地に定めた井月の諦念が伝わる―との解説が付いている。

市役所での展示は1日まで。2日以降に、同まつり主会場のいなっせに運び、本番まで飾る予定。まつりでは、「井月と伊那の勘太郎」をテーマにしたシンポジウムや俳句大会などが行われる。

おすすめ情報

PAGE TOP