諏訪大社 上社本宮の「銅鳥居」改修へ

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参拝者の安全確保と改修のため通行止めとなった諏訪大社上社本宮銅鳥居

諏訪大社は、上社本宮(諏訪市)境内の入口御門の東側に位置する銅製の明神鳥居「銅鳥居」上部の「貫」と呼ばれる横材の中央部に隙間ができ、広がりつつあるため28日から鳥居を通行止めにした。文化庁などの指導を受けながら応急処置を行った後、本格的に修理する。修理に伴い、奉賛への協力を呼び掛けている。

隙間は2011年の東日本大震災後に見つかり、状況の変化に注意してきた。20年12月の調査では貫の中央部が本来の位置よりも7.5センチ下がっていた。15年の調査では4.5センチだったため5年間で3センチ下がった。貫は内部の芯が木製で、その周囲を厚さ1.2センチ程度の銅板が覆い、中央部に継ぎ目がある。この継ぎの位置を底にして下がっており、大人の指が入るほどの隙間ができている。

貫と、貫の上部にある横材「島木」をつなぐ「額束」との間にも6センチの隙間がある。諏訪大社とともに修理方針を検討している公益財団法人文化財建造物保存技術協会(東京都)によると、鳥居の老朽化は進んでいるが、貫の内部の芯木には影響がないため、「すぐに貫が落下する危険性はないと思われるが、早めに対応したほうがいい」としている。

鳥居は高さ8.8メートル、地上の左右の柱の間の幅は7.3メートル。1892(明治25)年建立された。2016年に本宮境内の国重要文化財「布橋」の附に指定された。22年の令和4年諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)の里曳きで本宮境内に曳き込む際に通過するが、諏訪大社は「御柱祭への影響はないようにする」としている。

通行止め期間中は北参道への迂回を求めている。奉賛金の問い合わせは本宮(電話0266・52・1919)へ。

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