小学校給食に「経木」 伊那市職員が魅力紹介

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「経木」を敷いた食器にコロッケを盛り付ける児童

伊那市は9日、木を薄く削って作る伝統的な包装材「経木」を小学校の給食に使う取り組みを始めた。3月にかけて市内15小学校の5、6年生の給食に使用する計画で、子どもたちに経木の魅力や使い方を知ってもらうとともに、森林資源の有効活用や脱プラスチックなどの問題にも目を向けてもらう狙いだ。

経木は主に食品の包装に用いる。木製品の製造、販売を手掛ける「やまとわ」(同市)が地元産アカマツを使った経木の商品化に乗り出し、昨年から本格的に販売を始めた。市は森林資源の新たな活用や脱プラスチック、二酸化炭素(CO2)削減につながる取り組みとして積極的に普及促進を図っている。

この日は市耕地林務課職員2人が給食の時間に合わせて長谷小学校を訪問。5、6年生の教室に分かれ「経木はおにぎりや納豆を包んだり、お皿の代わりになったりする。水や油をよく吸い取り、食べ物を良い状態に保つ。そのまま土に帰り、環境にもやさしい」などと紹介した。

子どもたちは配膳に合わせ、小さくカットした経木を食器に敷き、その上にコロッケを盛り付けた。児童の一人は(12)は「初めて見た。こんな環境にいいものがあるなんて知らなかった。いいにおいがする」と話した。

同課は「子どもたちに経木を経験してもらうとともに、子どもを通して家庭でも話題にしてもらい、保護者にも経木に関心を持ってもらえれば」と期待していた。

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