映画「シルク時空をこえて」 完成披露試写会

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試写会が行われた映画「シルク時空をこえて」=岡谷蚕糸博物館

岡谷市などを舞台にシルクの歴史をたどるドキュメンタリー映画「シルク時空をこえて」が完成した。県内をはじめ国内外で5年間にわたり取材して撮影。明治から昭和にかけて日本のシルク産業の繁栄の地となった信州・岡谷を中心に、シルクの歴史を記録している。新型コロナウイルスの感染状況に配慮しながら、5月中旬ごろから全国を巡回する上映を予定している。

映画は、電子部品製造のKOA(伊那市)が社会貢献事業の一環で製作。同社が提供するテレビ番組の制作者「朝の学舎制作委員会」が制作し、同委員会メンバーの熊谷友幸さん=伊那市=が監督・撮影を務めた。監修を信州大学名誉教授の嶋崎昭典さん=上田市=、岡谷蚕糸博物館の高林千幸館長が担当した。

試写会であいさつする熊谷友幸監督

映画は岡谷市、上田市、岐阜県の飛騨古川、横浜市、米国、フランスなどで撮影。岡谷の歴史や、蚕種から養蚕、製糸、機織りとシルクの技術的な流れを追う中で、生糸の輸出先の米国など海外とのつながりも紹介。岡谷で工女として勤めた経験者、諏訪地方唯一の養蚕農家など15人ほどのインタビューで構成している。

信州のものづくりの原点である製糸業の歴史を将来に伝えようと製作。全編を高精細な4Kカメラで撮影した。上映時間は1時間45分。各地の学校や公民館、イベント会場などで上映したい考え。

11日は、関係者を招いた完成披露試写会が岡谷市のカノラホールと岡谷蚕糸博物館で開かれた。同館で行われた記者発表で熊谷監督は「インタビューや美しい絹、古い写真からインスピレーションを受け取り、目に見えないレガシーの上に生きていることを感じてほしい」と呼び掛け、高林館長は「広く見てもらえるよう博物館でも発信したい」と話した。

映画に関する問い合わせは熊谷監督(電話090・8683・9604)へ。

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