信州高遠美術館 春季収蔵作品展始まる

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伊那にゆかりのある作家の作品を展示している信州高遠美術館の春季収蔵作品展「文化が結ぶ縁の物語」

伊那市信州高遠美術館の春季収蔵作品展「文化が結ぶ縁の物語」が6日から、同館で始まった。市や市教育委員会、同館が主催。同市高遠町出身の伊澤修二が初代校長を務めた東京藝術大学(旧東京音楽大学)出身の作家である押元一敏さんと小柳景義さん、過去に同館で個展を開いた歌手で画家の八代亜紀さんら、同市や同館にゆかりのある作家30人の作品計68点を展示している。5月9日まで。

八代さんの作品は油彩画「高遠の春 伊那市」で、サイズはF10号。雪が残る中央アルプスの山々と桜が色鮮やかに描かれている。2018年春に開いた個展の関連イベントで同市を訪れた八代さんは、市内の風景を「春夏秋冬いろがあるまち」と称賛。伊那の自然を題材にした新作の制作と寄贈が決まった。作品は昨年完成し、今年2月に同館へ贈られた。展示するのは初めて。

霧が立ち込める山々を描いた押元さんの「forest(フォレスト)」と、寺院の古木や地域の歴史を題材にした小柳さんの「信濃太樹」は展覧会「モリカラモリへ-8人の作家と東京藝術大学デザインプロジェクト」(19年、同館主催)出展作で、ともに収蔵後初のお披露目。市指定文化財になっている中村不折の油彩画「卞和璞を抱いて泣く」と池上秀畝の墨画「薄暮落雁」や、高遠町出身のコレクター原田政雄(故人)が収蔵し、死後に家族から寄贈された作品「原田コレクション」も並ぶ。

同館は「八代さんから寄贈された作品や 伊那市指定文化財になっている作品、信州高遠美術館の設立のきっかけになった原田コレクションなど貴重な収蔵作品を多くの人に見てもらいたい」としている。

入館料は一般500円。高校生以下と18歳未満無料。開館時間は午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)。3月は火曜日と22日が休館。4、5月は無休。問い合わせは同館(電話0265・94・3666)へ。

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