自閉症への理解願い ライトアップ

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青色に染まる高島城。今年は桜の見頃と重なりブルーとピンクの共演になった

国連が定めた「世界自閉症啓発デー」の2日、自閉症への理解を深めようと各地でイベントが開かれた。ランドマーク(象徴的な建物)を青い光で照らす「ライト・イット・アップ・ブルー」の催しもあり、諏訪地方でも諏訪市の高島城と茅野市の茅野市民館が幻想的な光で彩られた。

■高島城

高島城では、発達障がいの啓発活動に取り組む有志グループ「ライトアップ委員会」が実施した。9回目となる今年は桜の見頃と重なり、夜桜見物に訪れた人たちが青色に染まった天守閣を見上げ、多くのアマチュアカメラマンが写真に収めていた。

新型コロナウイルス感染防止を考慮して点灯式は中止したが、世界自閉症啓発デーをPRする諏訪清陵高校書道部員が書いた横断幕を諏訪市役所に掲げた。すわっチャオでは県福祉大学校の生徒が製作した発泡スチロール製の「しあわせの木」と自閉症啓発への思いを書いた「結メッセージボード」を8日まで展示している。

中村美代子代表は「ライトアップでより多くの人が自閉症をはじめとする発達障がいを知る機会になれば」と願っていた。

自閉症への理解が深まることを願い、幻想的な青色の光でライトアップされた茅野市民館

■茅野市民館

茅野市民館では、自閉症などの障がいを持つ人や保護者らでつくる実行委員会が主催し、今年で6回目。ライトアップは10日まで午後7~10時に行う。事業の一環として8日までの「発達障害啓発週間」に合わせた展示なども同館で実施している。

新型コロナ感染拡大の影響で、2年ぶりに行った2日夕の点灯セレモニー。市民館が青色に染まると、集まった約50人から拍手や歓声が起こった。隣接するJR茅野駅の利用者らが足を止め、カメラを向ける姿も見られた。事業を提案した実行委員長の山室典子さん=茅野市玉川=は「ライトアップを知ってくれている人も増えてきたが、その理由も知ってもらえるようになれば次の段階に進める」と話し、自閉症などへの理解がさらに進むことに期待していた。

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