リニア―飯田線 乗り換え新駅構想

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県、上下伊那3市、広域連合などでつくる「リニア中央新幹線整備を地域振興に活かす伊那谷自治体会議」(座長・阿部守一知事)は2日、飯田市の県飯田合同庁舎と県庁をインターネットで結び開いた。地元の飯田市がリニア駅の周辺整備に関する配置案を示し、設置を目指すJR飯田線の乗り換え新駅の構想も説明。新駅実現に向けてJR東海と交渉や調整を図っていく考えだ。

知事や上伊那の首長は新駅構想を歓迎。白鳥孝伊那市長、杉本幸治駒ケ根市長は、新たな交通システムによるリニア―飯田線の駅間接続を提案した。 

飯田市は飯田線乗り換え新駅を、リニア駅と同じ上郷地区内で検討している。リニア駅構内のコンコースから北西に約300メートルで、標高差は20~25メートル。元善光寺駅から上伊那寄りに約1・2キロほど離れた位置を想定する。

この日の会議で、牧野光朗飯田市長は「飯田線の新駅は二次交通のあり方で欠かせない。飯田線の利活用、観光促進の面でも取り組みたい」と述べ、上下伊那や県などと連携してJR東海と交渉したい考えを説明。阿部知事は「大変前向きでいい方向。JR東海との関係があるが、新駅のあり方は重要」と述べた。

白鳥伊那市長は「リニア駅と新駅を無人の水素バスで結ぶなど、住民の意識喚起も見据えながら近未来の交通の姿も考えては」と提案。杉本駒ケ根市長も「自動走行による両駅の結節など、モデル的な交通システムができれば注目もされる」と意見を述べた。

会議ではリニア効果を生かすため、「まちづくり」「定住・交流人口の増加」「産業振興」の三つのプロジェクトの発足を確認した。国や県、上下伊那の市町村、関係団体、民間事業者など実務者レベルで構成する運びだ。白鳥市長は早急な取り組みを望み、阿部知事も「来月からスタートさせる感覚で、スピード感を持って進めることが大切」と答えた。

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