2021年4月15日付

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5年ぶりに歯医者へ通い始めた。半年ほど前にできた親知らずの虫歯が一気に進行。コロナ禍もあって通院をためらっていたが、ついに重い腰を上げた。毎日歯磨きしていたはずなのに。口内環境の急激な悪化に釈然としない思いがある▼日本私立歯科大学協会が昨年9月に実施した意識調査では新型コロナの感染が広がる中、10~70代の61.7%が歯科受診について「控えたい・できれば控えたい」と回答。感染リスクが高いという先入観から必要な治療を受けず、虫歯が進行するケースが増えていると聞く▼口を大きく開ける歯科診療の特性上、感染の不安を完全に払拭するのは難しい。ただ実際に通院してみれば、感染防止対策の徹底ぶりに納得できるはず。歯医者でクラスターが発生したという報道を目にしたことはなく、対策の効果が十分に発揮されているように思える▼虫歯の悪化原因としてマスクの弊害が指摘されている。口呼吸の増加に伴い唾液の分泌量が減少。細菌がたまりやすい環境になり、ウイルス感染のリスクも高まるそうだ。この1年で急激に虫歯が進行した自身の口内環境と照らし合わせても思い当たる節がある▼「マスクは七難隠す」とその見た目が注目されがちだが口内の不調まで隠すことはできない。マスクとの付き合い方を見直し、口内環境を改善していこう。抜歯した歯茎をいたわりながらそんな思いを強めている。

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