2021年4月30日付

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ファミレスで昼ご飯を食べていると、何気なく隣の席に座る家族の会話が耳に飛び込んできた。「今年のゴールデンウィークはどうしよう。キャンプにでも行こうか」。コロナ禍で観光地への旅行は難しく、どう過ごすか頭を悩ますことだろう▼そう言えば最近、「キャンプが人気」というワードをよく耳にする。コロナ禍で観光産業は厳しい状況に置かれるも、数年前から拡大傾向にあったアウトドアやキャンプ市場は成長し、その裾野を広げているそうだ▼近年のキャンプブームをけん引する一つが漫画「ゆるキャン△」なのだという。山梨県を舞台に女子高生が無理のない範囲で「冬キャンプ」や一人でキャンプする「ソロキャン」などを楽しむ様子を描いた作品。「キャンプと言えば夏に大勢でするもの」という固定概念を壊し、多くの若者をキャンプ場へと向かわせた▼さらにブームの背景にはSNSがあるのだという。世界に5億人以上ユーザーがいるという「インスタグラム」の影響は特に大きい。「インスタ映え」という言葉も社会で認知され、「いいね」を押してもらうのにキャンプは格好の材料になるのだという▼SNSやアニメなどと強く結びついているとは何とも現代っぽい気はするが、理由はどうあれ自然に向かい、自然の中で過ごすことは良いこと。非日常空間でリラックスすることを求める現代人は、ある意味疲れているのだろう。

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