「伊那まつり」2年連続中止 高い感染リスク

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「伊那まつり」の2年連続中止を決めた伊那まつり委員会

伊那市の市民祭り「伊那まつり」の関係機関・団体で組織する伊那まつり委員会(会長・白鳥孝市長)は10日、市役所で開き、第64回となる今年の伊那まつりについて、昨年に続いて中止することを決めた。新型コロナウイルスの収束が見通せず、感染リスクを回避することが難しいと判断した。祭りの中止は2年連続3回目となる。

伊那まつりは、前身の「勘太郎まつり」と合わせ1958年から続く伝統の祭り。1日目は中心市街地を約100連・6000人が踊る「市民おどり」、2日目は市役所の駐車場に会場を移し、さまざまな団体によるステージ発表や屋台を繰り広げる「遊ingビレッジ」、夜には花火大会を行っている。

例年は8月の第1土・日曜日に開いているが、今年は東京五輪・パラリンピックと重なり、祭りの警備に当たる警備員や警察官の不足が予想されるため、9月11、12日の開催を予定していた。

この日の委員会では、祭りの開催の可否について、実働部隊である実行委員会の選出団体代表者会議などでの検討結果を報告。新型コロナの収束が見通せない中で、感染防止対策に万全を期すことができるかや、医療従事者の理解が得られるかなどを判断基準に検討したという。

その結果、市民おどり、遊ingビレッジ、花火大会とも感染防止対策が取りにくく、対策を実施してもなお密集や密接のリスクを伴うとして「中止」とした。また、付帯意見として、代替イベントを行う場合は市や伊那まつり委が支援するとした。委員から異論はなかった。

白鳥会長は終了後の取材に「今年こそという思いもあったので、本当に残念。コロナがここまで長引くとは思っておらず、先行きが見えない中で苦渋の判断だった」と受け止めた。その上で、「来年はコロナが終わることを期待し、2年分の思いを爆発させたい」と述べた。

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