山岳遭難14件死者6人 大型連休中の県内

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県警は11日までに、大型連休中(4月29日~5月9日)の県内の山岳遭難発生状況をまとめた。発生件数は前年同期に比べ11件増の14件で、死者は6人増の6人、負傷者は1人増の2人、無事救出は5人増の7人。行方不明者は一昨年から3年連続でゼロだった。死者は2014年以降最多となり、遭難者に占める割合も4割と過去10年間で最も死亡率が高かった。

遭難事故の内訳は疲労凍死傷5件、滑落3件、道迷いと病気が各1件、その他4件。遭難者の居住地は関東が10人と最多で、次いで中部が3人。山域別では北アルプス8件、八ケ岳連峰3件、中央アルプス1件、その他2件。

八ケ岳では1日、赤岳山頂付近で盛岡市の会社員男性(55)が疲労で動けなくなり、低体温症で亡くなった死亡事故が発生。4日にも、赤岳地蔵尾根付近で埼玉県朝霞市の40代夫婦が骨折などにより救出される遭難事故もあった。

県警山岳安全対策課によると、大型連休中の大半は悪天候で積雪が多く、北アの涸沢や中アの千畳敷では雪崩もあった。春山の傾向でもある天候の急変も相次ぎ、14件のうち12件が天候が崩れた午後に通報があったという。

連休の登山者の入り込みについては「感染症対策で山小屋が予約制としていることなどから例年よりは少なかった」とした。一方で、コロナ禍によるアウトドア人気の影響もあり、関東圏など県外から一定数の入山があったとした。

遭難14件のうち県警ヘリは7件出動し、7人を救助、収容した。

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