農産物の廃棄部分で草木染 原村農業塾 

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原村で生産された農産物の廃棄部分を使った草木染の試作品を作った「いきいき原村農業塾」メンバー

原村の有志でつくるグループ「いきいき原村農業塾」は、村で生産されたセロリやパセリの廃棄部分を使った草木染の試作品を作った。地元の農産物や花だけを使った草木染で、村の良さや特長を込めた。村の許可を得て、村公式キャラクター「セロリン」のワッペンや八ケ岳をイメージした村のシンボルマークのタグも付け、村ならではの土産に育て上げたい考え。来春からの本格的な製品化・販売を目指す。

農業塾ではこれまで10年間にわたり、草木染の活動をしてきたが、自分たちが楽しむことが主で、製品化まではしていなかった。昨年冬、村が特産品の認証制度を創設する方針を示したことから、農業塾でも何か作れないか-と、検討を開始。これまでの経験も生かせて、会員に農家がいるからこそできる野菜の草木染を製品化しようと決めた。

試作品の巾着袋やハンカチ、マスクなどは昨年秋、パセリやマリーゴールドの花などで染め、優しい風合い。会員はパセリやセロリの出荷が本格化する夏を待って、染めの作業を本格化する計画。ビーツや黒豆、サクラなども検討中で、どの素材がよく染まるか試していく。

農業塾は30年の歴史があるグループ。当初は農家の女性たちの集まりだったが、現在は地元農家や移住者ら30~70代の男女26人で活動。漬物やドライフラワー作り、そば粉クッキーの製造、クラフト製作など幅広く活動している。

特産品開発を中心に担っているセロリ農家の永田せつ子さん(68)は「廃棄する農産物が別の形になるのは農家にとってうれしいこと。いろんな人材とこれまでの活動があって試作品につながった」と喜ぶ。昨年度の塾長の米光育代さん(59)も「原村と農業塾ならではの取り組みになった。先が楽しみです」と意欲を見せた。

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