ドローンで農作業支援 諏訪地域の有志

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諏訪湖ヨットハーバーグラウンドで行った訓練で飛行する農薬散布用ドローン

農業従事者の高齢化や後継者不足の問題をドローン(小型無人飛行機)で解決しようと、有志が集まり、農家の支援チームの立ち上げを目指して準備を進めている。諏訪市の諏訪湖ヨットハーバーグラウンドを拠点に9日まで、水田への農薬散布を想定した操縦訓練などを実施。8月半ば頃を目安に専用機を導入し、農薬散布や種まきの受託サービスを展開する予定だ。

NPO法人諏訪広域ドローン協力会が3月末に原村で開いた農薬散布デモンストレーションで、一部の参加者がドローンで農業を助けようと、意気投合した。ドローンメーカー大手のDJIは、農薬散布用ドローンの購入希望者に対し、事前に一定の訓練を受けるよう求めている。農業ドローンの購入希望者向け講習会は佐久市の取扱店が同会やパイロット育成事業を手掛けるスカイシープロジェクト(諏訪市)と連携して5日から実施した。

農家支援チームは、同講習会初日の日程終了後に参加者同士で懇談して機運が高まり、7日の実地訓練前のミーティングで結成を確認した。チーム名は「絵夢ドローン@チームアグリ」。メンバーは男女5人で諏訪地域在住者が中心。代表は行政書士の五味睦和さん(61)=茅野市ちの=が務める。農業ドローンの使い勝手の良さや先進事例を紹介し、受粉、肥料散布、鳥獣被害対策などドローンによって置き換えられる農作業の事例紹介や実演、作業の受託を通じて普及を図っていく。

7日に行った訓練では、グラウンドにコーン標識を置き、上空を飛行させた。利用した農薬散布用ドローンは幅2.5メートル、奥行き2.2メートル、高さ0.7メートルでコーン直上を移動し、ホバリングする練習が繰り返されていた。屋外訓練期間中はグラウンドに水を散布する訓練も行った。

五味代表は「ドローンは体力が衰え、若い頃のように体が動かなくなった時にこそ頼りになる身近な道具だと伝えていきたい」と事業開始に向けて意気込んでいた。

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