漁業再生へ対応を 諏訪湖漁協が県に要望書

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小山靖局長に要望書を手渡す武居薫組合長(左)

諏訪湖漁業協同組合(武居薫組合長)は17日、諏訪湖の漁業の再生に向けた対応策の検討と振興策の早期実施を求める要望書を県諏訪地域振興局の小山靖局長に提出した。湖の魚類生態系が大きく乱れているとし、回復に向けて速やかな対策を求めている。

今春のワカサギの採卵事業は、例年だと流入河川を遡(そ)上するはずの親魚の姿がほとんどなかったため、魚卵の出荷を断念した。エビ漁も漁獲量が一昨年の4分の1に落ち込み、例年6月の1カ月間としている漁期を19日までの20日間に短縮した。

要望書に具体的な対策案は盛り込まず、資源の回復に向けた研究、検討を一緒に行うよう訴えた。両者はこれまでも懇談を通じ、諏訪湖の現状について共通の認識を持つよう努めてきたが、今年のワカサギ、エビの状況は「これまでにないほど深刻」(武居組合長)という。

2018年度を初年度とする諏訪湖の総合計画「諏訪湖創生ビジョン」には漁業振興に向けた取り組みが明記されているが、同組合長は「いまだ目に見える形で整備が進んでいない」とみる。要望書提出後の懇談は非公開。懇談後の取材に小山局長は「漁協側とはこれまでも意見交換を行ってきたが、従来よりも1段階高いレベルで連携を密にし、対応していく必要がありそうだ」と述べた。

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