2021年6月23日付

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最近のこと。夜、山道を車で走っていると、何の動物かは分からないものの、小動物がひかれているのが目に飛び込んできた。かわいそうなことだが、車社会の現代において田舎道で時々見られる光景だ▼考えてみれば自然豊かな場所に暮らしていれば、さまざまな自然動物を目にすることがあるだろう。以前取材していた上伊那地方では、ちょっと山に向かえばニホンジカやサルなどにちょくちょく出くわし、珍しくも感じなくなっていた▼国道152号の杖突峠からやや伊那市側に下った場所は、野生のニホンジカの生息地で、けもの道が国道を横断しているらしく、シカと車が衝突する事故が絶えないという。通勤でこの場所を通る知人は、2度もシカとぶつかる事故に遭い、車2台を廃車にしたと嘆いていた▼かつて塩尻で取材していたころ、山道を車で走っていると目の前に何かが落ちてきたので車から降りて確認すると、そこには1頭のサル。石を投げて追い払おうとするも、何やら視線を感じて木の上を見ると、30~40頭のサルが威嚇していて、身の危険を感じた▼街中に野生動物が現れることはめったにないが、最近はクマが街中にまで出没することもちょくちょく。それだけ自然豊かな場所に暮らしているとも言えるが、人が動物の生息域を侵食した結果、動物が人里に近づいたということ。これから動物との共生をどう考えていくべきなのか。

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