2021年6月30日付

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きょうで今年の前半が終わる。諏訪や上伊那の神社では30日近辺にカヤなどを丸い形に編んだ「茅の輪」をくぐり半年の汚れを落としたり、無病息災を祈ったりする風習がある。新型コロナ禍が収束しない今年は例年にまして願う気持ちが強いだろう▼半年の汚れと言えば雑然とした場所の整理整頓も当てはまる。家庭でも職場でも掃除は小まめに│と、その道の専門家が勧めていた。年の瀬ではないけれど大掃除に近い片付けが必要なのかもしれない。半年の節目は良いタイミングというわけだ▼ブームを呼んだ「断捨離」という言葉は不要な物を捨てるだけでなく、自分に必要な物を選択して生活の調和を取る意味合いもあるという。あるセミナーで講師の女性は片付けは自宅をすっきりさせるだけでなく「何が自分にとって大切かが見えてくる」と指南していた▼「捨てない片付け時代」とも言われる。片付けイコール捨てるではなく、古い物が欲しい人はたくさんいる。古い物の価値が見直され、受け継がれた人の手によって新たな形に生まれ変わることも情報社会が進んだ現代ならでは▼個人的なことを言えば、物を捨てられない悩みがある。物を手放す手段として物品を売買するスマートフォンアプリがあり利用者によると、小遣い稼ぎにもなるらしい。思いを巡らせつつも、ふと現実に戻る。断捨離はまず、自分の机の周りから始めなくては。

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