諏訪湖ヒシ例年より多め あすまで手刈り作業

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初島周辺に繁茂するヒシを舟の上から抜き取る構成員たち

県や諏訪湖の関係団体などでつくる「諏訪湖創生ビジョン推進会議」は1日、諏訪湖に繁茂する浮葉植物ヒシの手刈り作業を行った。同会議の構成員約40人が舟に乗り込み、初島周辺でヒシを抜き取った。3日まで行い、集めたヒシは堆肥化する。

水鳥の餌場や水生生物の産卵場所の役割を果たすヒシだが、景観の悪化や船の航行に支障を来すほか、枯れて沈むと水質悪化につながる。

同会議の構成員によると、今年は5月から繁茂し始め、初島周辺で例年より多め。温暖化などの影響で生育は年々早まっているとみられる。県によると、ヒシの繁茂は2009年に諏訪湖全体の約18%だったが、除去作業などもあり16年ごろから約12~13%に減少。昨年は約13%に当たる167ヘクタールに繁茂した。

この日は諏訪湖漁業協同組合とNPO法人諏訪市セーリング協会が協力し、7隻の舟を出した。新型コロナウイルス感染防止のため、人数制限をして3人ずつ乗船。諏訪湖ヨットハーバー(同市)から乗り込んだ。参加者は舟の上からヒシを手でつかみ、根っこから抜き取っていた。

県諏訪地域振興局環境課の是永剛課長は「景観や水質の改善にヒシ取りの効果を感じている。諏訪湖創生ビジョンは来年で5年目となり見直しの時期に入るが、今後も続けていきたい」と話した。

県諏訪建設事務所は5日から、水草刈り取り船でのヒシ除去も行う。手作業の抜き取りは、昨年はコロナ禍で実施できなかったが、一昨年は2日間で延べ88人が計6.5トンを抜き取った。3日は手刈り作業のほか、一般から参加者を募って水草の学習会や稚エビの放流体験も行う。

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