生徒が企業で長期実習 諏訪実高23年度から

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9月から試行的に始まる長期インターンシップに向けて、受け入れるセイコーエプソンの社員(左)と打ち合わせする諏訪実業高校の生徒たち

諏訪実業高校(諏訪市)は2023年度から、生徒が長期間にわたって企業で実習する「デュアルシステム」を導入する。学校の授業と企業での実習を組み合わせた同システムで、早期から勤労観やコミュニケーション能力などを育む狙い。今年度から諏訪市内の企業など4事業所の協力を得て試行的に長期インターンシップを始める。

今年度はセイコーエプソン、テンホウ・フーズ、森の工房あかね舎、RAKO華乃井ホテルで受け入れる。2年生対象の授業「文化ビジネス研究」で、ビジネスフィールド講座を受講する生徒のうち希望した11人が2~3人ずつ分かれて、9月から約半年間実習に通う。

このうちセイコーエプソンは初めて高校生のインターンを受け入れる。選考で選ばれた男子生徒3人が9月7日から来年2月22日までの計14回でデジタル時計の組み立てに挑戦する。実習時間は午後1時30分から4時で、回路設計や図面製作、プログラム作成などを一から学ぶ。20日、配属先となるものづくり塾技能五輪推進グループの田代雅之課長(55)ら3人が同校を訪れ、生徒と打ち合わせをした。生徒たちは同グループで新入社員らが出場する技能五輪全国大会(厚生労働省など主催)の電子機器組み立て部門の学習として、デジタル時計の組み立てを体験する。

打ち合わせでは社会人として基本的なあいさつや時間への意識について説明したほか、実際に組み立てるデジタル時計を見せた。生徒は緊張気味ながらも興味津々で、田代課長は「夏休み中に時計に付けたい機能があれば考えてみて」と呼び掛けた。

機械が好きで参加を希望したという会計情報科の生徒(16)は「デジタル時計を見て作れるか不安に思ったけど、面白そうでわくわくした」とし、「進路が明確に決まってないので実習を通して自分に向いているか考えたい」と話していた。

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