心つなぐ「切り干し大根」 諏訪市の大浦さん

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希望の里つばさと協力し、製造販売する「切り干し大根」を手にした大浦さん(左)と小林さん

岡谷市内のスーパーマーケットに長年勤務した経験を持つ大浦篤史さん(44)=諏訪市中洲=が、障がい者の就労支援などを行う多機能型施設「希望の里つばさ」(岡谷市神明町)と協力し、規格外の大根を使った切り干し大根の製造販売を手掛けている。今月末ごろから諏訪地方のスーパーや直売所などで発売する。施設利用者の就労の機会を増やし、食料品の有効利用にもつなげたい考えだ。

規格外の大根を仕入れて同施設や協力会社の力を借りながら商品を作る取り組みは、大浦さんがスーパーに勤務していた2年ほど前にスタート。地元のラーメンチェーンの経営者が「地域を一つの会社に」と語る視点に共感した大浦さんが同市内で関わる子どもの支援活動のスタッフらと協力し、商品化までの体制を整えた。スタッフの中に希望の里つばさの職員がいた。

希望の里つばさでは、企業からの作業の受注量が減少し、新たな受注先の開拓を目指していた。大浦さんは加工や袋詰めを同施設に委託した。仕込みの作業日には利用者が持ち込まれた大根の皮をむき、5センチ程度の長さにそろえて切る。スライサーで厚さ1センチ角、長さ5センチにした後、大浦さんが辰野町の食品加工所に持ち込んで商品にし、再び希望の里つばさで袋詰めを行う。「信州切り干し大根」のパッケージは岡谷南高校書道部が書いた。

スライサーを使った作業を担当する小林智美さん(25)=下諏訪町矢木西=は「多くの人においしく食べてほしい」と心を込めて作業に励んでいた。大浦さんによると、切り干し大根は乾物類の中では売れ筋商品で賞味期限が長く、国産品は希少価値があるという。「希望の里つばさの利用者さんの作業に対する意欲の高さをありがたく感じている。互いのつながりを大切にしながら事業を進めていきたい」と話していた。

価格は1袋(30グラム)199円(税別)。岡谷市の岡谷生鮮市場、茅野市や原村のたてしな自由農園、原村のデリ&カフェ「K」などで販売予定。諏訪地方で行われる青空市などにも出店していく。

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