2021年7月26日付

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夢に向かって努力することの素晴らしさを、若者たちが教えてくれた。サッカーJ1湘南のユースに所属する松本市出身の原直生選手(18)。来季のトップチーム昇格を決め、プロの扉を開いた。高校世代で異例となる県産Jリーガーの誕生である▼中信地区を拠点とするクラブチーム「FC・CEDAC」で園児のころからボールを蹴って技術を磨き、中学時代に全国大会で活躍してスカウトの目に留まった。Jリーグチームほどの組織力がない”町クラブ”だが、夢を実現する道はさまざま。努力次第で人生は切り開ける▼クラブには松本のほか、諏訪や上伊那地方からも意欲盛んな子どもが集まり練習に励む。真っすぐな視線の先には、偉業を成した先輩の背中が。かつて同じグラウンドを駆けたスターの存在は、具体的な目標となる▼熱戦が続く東京五輪。フェンシング競技にはきょう、箕輪町出身の西藤俊哉選手(24)が初登場する。母校の箕輪北小学校では児童が寄せ書きや千羽鶴を作って激励し、授業でも地元の星を題材に挑戦する姿勢を学んだ。ここにも子どもの真剣なまなざしがある▼コロナ禍でスポーツの会場観戦が制限され、東京五輪は無観客に。選手自身も苦闘の最中にある。だからこそ、不断の努力を経て夢舞台に立つアスリートたちの背中へ、大きなエールを送りたい。離れていても、熱い思いを乗せた声援は彼らに届くはずだ。

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