「コロナなくなって」 伊那でさんよりこより

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七夕飾りで疫病神役の大人2人をめった打ちにする子どもたち

伊那市の三峰川を挟んだ二つの神社をつないで行う月遅れの七夕の伝統行事「さんよりこより」が7日、同市美篶川手地区と富県桜井の天伯社で行われた。地元の子どもたちが洪水を引き起こす疫病神役の大人を、七夕飾りの付いたササで追い払うなどして、地域の安全や無病息災を願った。

川手の天伯社には保育園児や小学生約70人が集まった。疫病神に扮した大人2人が太鼓を打ち鳴らす中、子どもたちがその周りを「さんよりこより(さあ寄ってこいよ)」と唱えながら3周した後、笛の合図で駆け寄り、疫病神をたたきのめした。

祭りは約600年前に三峰川で起きた大洪水が起源。もともと高遠町藤沢にまつられていたご神体が桜井に漂着し、さらに川手に流れ着いたのが縁で、両地区に天伯社が設けられた。例年はご神体を載せたみこしを担ぎ、川手から三峰川を渡って桜井へ向かうが、昨年に引き続き新型コロナ感染症対策でみこし渡御を休み、例年の半数の区民約20人が徒歩で桜井へ向かった。

美篶小2年の児童(8)は「コロナが早くなくなりますようにと願いを込めて、思い切りたたいた」と話していた。

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