富士見町長に名取氏 中島氏退け再選

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再選を決め、支持者と万歳で喜びを分かち合う名取重治氏=8日午後10時12分

任期満了に伴う富士見町長選は8日投開票され、現職の名取重治氏(70)=無所属、木之間=が、新人で元副知事の中島恵理氏(48)=無所属、乙事=を854票差で破り、再選を果たした。8年ぶりとなる選挙戦で有権者は町政の継続を選択し、行政経験豊富で地元出身の名取氏にかじ取り役を託した。投票率は68.79%で、2013年町長選を7.77ポイント上回った。

名取氏は、地元の木之間公民館で集まった支持者ら約50人にあいさつ。「厳しい選挙戦だった」と振り返り、「まずはコロナ対策。全身全霊、誠心誠意で、町政発展のために尽くしていきたい」と2期目への抱負を語った。

「やり残した仕事、種をまいただけの事業もある。次の4年間で着実な成果を出したい」として、5月18日に再選出馬を表明した。1期4年の実績をアピールし、経済対策を含む新型コロナ対応に「引き続き全力投球していく」と強調。井戸尻縄文文化のブランド化や、高齢化などで地域力が低下する集落へのチームによる支援など14項目の政策を掲げた。

光学機器メーカー・チノンテック総務部長を経て、町収入役、助役、副町長を歴任。前回選に立候補し、無投票で初当選した。「新しい政策をプラスしていく。一から出直す必要はない」と町政の継続を主張。組織力を生かした戦いで、働き世代を中心に若者から高齢者まで幅広い層に支持を広げた。

中島氏は、出身の環境省を3月末に退職し、「富士見町に新しい希望の種をまく」として6月10日に出馬を正式表明した。万全できめ細やかな新型コロナ対応のほか、「子どもと若者が真ん中のまちづくり」、住民との協働・共創を掲げ、子育て世代などの支持を集めたが、幅広い層まで浸透しなかった。

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