来年度から司書を常駐化 茅野市内の学校図書館

LINEで送る
Pocket

本を整理する小学校の学校図書館司書

本を整理する小学校の学校図書館司書

茅野市教育委員会は来年度、現在は水曜不在となっている市内小中学校の学校図書館司書を常駐化し、学校図書館の機能充実を図る方針を固めた。市教委は、学校図書館を教育活動の重要施設として捉え、「読書」「学習」「情報」の拠点として活用している。児童生徒や教職員が使いやすい環境を整えることで、言語活動や探求的な学習を充実していく考えだ。

市議会9月定例会で学校図書館の機能充実を求める矢島正恒氏の一般質問に対し、牛山英彦教育長は「読書を茅野市教育成立の基盤に据えている。できる限りの機能充実と人的体制の整備に努めたい」と述べ、学校図書館司書の増員を示唆した。

市教委によると、同市の学校図書館司書は20~60代の女性14人。小学校9校、中学校4校の計13校に各1人配置し、今年度増員した1人が大規模校の応援や新人司書の指導に当たっている。1日の勤務時間は小学校大規模校3校と中学校4校が7時間、その他の小学校は6時間。週4日勤務で水曜休業としている。

市教委は2012年度、全国に先駆けて各校の学校長を学校図書館長に任命。国の配置基準を上回って「司書教諭」を全校に置くなどの環境整備も進み、学校図書館を活用した授業や読書を通じた小中学校の交流が活発化している。一方、予算面から学校図書館司書は水曜不在となっていて、十分な教育効果が得られない状況が続いていた。

市教委は、学校図書館には、本の貸し出しなど読書活動の拠点となる「読書センター」、授業の狙いに沿った資料を教職員に提供したり児童生徒の調べ学習に活用する「学習センター」、問題解決に必要な情報を入手し、情報活用能力を育てる「情報センター」の機能があるとして、司書には高い専門性が求められると指摘する。

学校図書館司書の常駐化に向けては現在、司書の増員や勤務形態の調整といった選択肢を検討しながら、可能性を模索している。牛山教育長は「学校図書館の機能をより充実させるためには人の役割が重要になる」と話している。

おすすめ情報

PAGE TOP