2021年8月25日付

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「緊急事態宣言という呪文を唱えたとしてもウイルスが消えるわけではありません」-。あるテレビのニュースキャスターが語った言葉がネットニュースで取り上げられていた。一人ひとりの感染防止の大切さを訴えたものだ▼長野県でも同じことが言えるだろう。感染警戒レベルが上がり、医療非常事態宣言が出される事態となった。国、地方を挙げて感染防止を呼び掛けているにもかかわらず、感染拡大に歯止めがかからない。医療崩壊が指摘される一方で、テレビのニュースは連日のように人出が減らない繁華街を映し出す。一部の人たちだろうが、身勝手な行動が巡り巡って自分や自分の大切な人の命を危険にさらす恐れがあることを肝に銘じるべきだ▼感染力の強いデルタ株への置き換わりで当初は感染しにくいといわれていた子どもの感染も増えてきた。新学期が始まりつつある中で、学校での感染をどう防いでいくかが改めて課題となっている。学びと感染防止をどう両立させていくか▼文部科学省は学校現場の感染対策として抗原検査キットを配布する方針を決めたという。体調不良の児童生徒を早期に検査し、感染拡大を食い止める狙いがある▼ただ、子どもは感染しても無症状だったり、軽症だったりするケースも多いとされ、どこまで実効性があるか不安も残る。やはり現在の感染拡大を一刻も早く抑え込んでいくことが近道ではないか。

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