子どもの力を防災に 中高生フォーラム

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話し合ったり、それぞれの思いを紙に書き入れ、被災後の対応などについて真剣に考える子どもたち

話し合ったり、それぞれの思いを紙に書き入れ、被災後の対応などについて真剣に考える子どもたち

中学生や高校生が防災対策や被災後の対応を自らの問題として捉え検討する「中高生防災フォーラム」(実行委員会主催)が17日、諏訪市文化センターであった。東日本大震災で被災した高校生らと、諏訪地方の小中高生ら合わせて約60人が参加。「子どものチカラ」をテーマに、講演とワークショップを行い、自分たちで何ができるか考えた。
 実行委員は諏訪市の「虹の架け橋プロジェクト」で東日本大震災の被災地を訪れた高校生ら有志。フォーラムは昨年に続いて2回目になる。

ワークショップは東日本大震災で被災した大学生と高校生3人も交え小グループに分かれて行った。テーマは▽避難所運営に私たちがどう関われるか▽被災時、先生の指示に疑問を感じたらどうするか▽震災後、地元に残りたいか―など6項目。それぞれが複数の項目を選択、大きな紙に寄せ書きする形でその思いを次々書き入れた。

避難所運営と子どもたちの関わりについては「食料を子どもたちに配る」「いろいろの人に話し掛け楽しい時間を増やしていく」などとの提案も。中学2年生時に被災した大学2年生の鈴木昴樹君(19)は「トイレの水が使えず、プールの水をバケツリレーした。避難所の1700人分のゆで卵を作ったことが印象的」と振り返った。

震災を忘れないためには「災害の写真を(被災した)同じ場所に展示する」という考えも出た。石巻高校2年生の雁部那由多君(17)は「震災後生まれた子どもたちもいる。小学校には写真が張ってある」と紹介した。

最後は今後どうしていきたいか、どうすべきか個々に、紙に書き込み決意。「『伝えること』『忘れない』をたくさんの人に伝えていきたい」と寄せる人も。実行委員長の河西莉穂さん(16)=諏訪二葉高2年=は「決意を行動に移してもらえれば」と話していた。

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