最高賞に漆戸さんの「菜」 辰野美術展開幕

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辰野美術会賞に選ばれた「菜」(左)など、今年も多彩な作品が並んだ辰野美術展

第62回辰野美術展(辰野美術会主催、長野日報社など後援)が26日、辰野町荒神山公園の辰野美術館で始まる。新型コロナウイルス対策で中止した昨年を挟み、2年ぶりとなる開催。町内外の会員や一般から絵画など計50点が集まり、最高賞の辰野美術会賞に漆戸芳樹さん(同町)の油彩画「菜」を選んだ。10月3日まで。

日本画と洋画、彫刻、工芸の4部門で作品を公募。郷愁を誘う山川の風景画に花の静物画、木彫やブロンズの彫刻、草木染など多彩な作品が並んだ。学生出品もあり、辰野高校やつくば開成学園高校の生徒が力作を寄せた。

同館で25日、村上忠志審査長ら専門家が審査。漆戸さんの作品は、野菜をうねるような形状に描き、人間の屈折した内面を情感たっぷりに表現した。「視覚だけでなく感情に訴える作品。くすんだ暗色に鮮烈な赤を織り交ぜた色使いもいい」と評価された。

同会の増澤英徳会長は「辰野美術展らしい多様さと個性にあふれた作品がそろった。多くの人がコロナ禍に負けず制作に励んでくれたおかげ。美術の楽しさを伝える機会にしたい」と話している。

入場無料。27日休館。問い合わせは同館(電話0266・43・0753)へ。

辰野美術会賞以外の入賞者は次の通り。

▽会員佳作賞=新村雅子(辰野町)

▽奨励賞=小澤一元(同)

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