改築100年の平温泉 諏訪実定時制1年見学

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歴史ある平温泉を見学する諏訪実業高校定時制の1年生

諏訪実業高校(諏訪市)の定時制1年生は27日、改築からおよそ100年を迎えた同市小和田の共同浴場「平温泉」を見学した。地元の歴史や文化を学ぶ「総合的な探究の時間」の授業として行った。生徒5人が浴場や建物の2階部分を見学し、長年にわたって地元住民に愛される魅力に触れた。

平温泉は組合員専用。江戸時代から庶民に親しまれ、現在の建物は1921(大正10)年に改築された。緑色の外壁とえんじ色の屋根が特徴的な木造2階建てで、市内最古の浴場とされる。組合員は約180人で、1日約50人が入浴に訪れる。

同校生活指導員の小野川恵美子さん=同市大手1=が諏訪地域の共同浴場に詳しいことから、生徒が地元の文化に親しむ機会にしようと見学会を計画。平温泉組合の横山真組合長(49)=同市高島3=と鉄羅康夫顧問(76)=同市清水4=が案内した。

生徒は硫黄の香りで満ちた建物内を見学した。2人の先導で、見学時、利用者がいなかった女湯に立ち入って湯加減をみたり、タイル張りの床を触ったりしていた。100周年を記念して設置した看板を点灯させるための、温泉熱を利用した発電機や、会合に使われる2階にも上がり、メモを取りながら興味深そうに目を向けていた。

今月13日の授業では、小野川さんが市内の各共同浴場の特徴や分布を紹介している。生徒は今後も異なる分野の地域の歴史文化を学び、最終的に最も気になったテーマを選んで理解を深める。見学した生徒は「急な階段や背が低い昔の日本人向けに作られた出入り口など、歴史を感じた」と話していた。

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