「天空美酒の郷」紹介冊子を作成 伊南5蔵

LINEで送る
Pocket

伊南地域の酒造メーカーと美酒を育む地域の魅力を紹介した冊子

上伊那地方南部の伊南4市町村にある五つの酒蔵メーカーは、多種多様な酒がそろう地域特性を「天空美酒の郷」と銘打ってブランド化を図り、PRを始めている。個性豊かな美酒を育む自然や夜空の美しさを地域資源として生かし、酒蔵を軸に観光や飲食業などの地域振興につなげていく考え。今年度は各酒蔵の特徴や造り手の思いをまとめた冊子「南信州五蔵物語」を作成し、伊南地域の魅力を発信している。

日本酒、クラフトビール、ウイスキー、リキュール、薬用酒。狭いエリアでさまざまな酒が造られている特性を地域独自の「価値」と位置付け、ブランド化を図る事業。国税庁の「酒蔵ツーリズム事業」の採択を受け、宮田村の本坊酒造マルス信州蒸留所、駒ケ根市の南信州ビール、長生社、養命酒製造駒ケ根工場、中川村の米澤酒造が連携して取り組んでいる。

手始めに今年度は、5蔵の酒造りや美酒を育む伊南地域の魅力を紹介した冊子を発行した。冒頭部分では各酒蔵の代表が座談会形式で思いを語り、美しい自然環境や中央アルプスの伏流水、原料となる農作物など、この地で酒造りを続ける理由をアピール。「自然全体が一つの大きな酒蔵」「このエリアを酒のフィールドミュージアムにしたい」などと話している。

プロジェクトリーダーを務める南信州ビール常務取締役の竹平考輝さん(56)は、「ただお酒が売れればいいのではなく、この地域に足を運んでもらうことが大事」と強調。活動を通じて「多種多様な酒を観光資源として活用し、その効果が波及していろんな事業者が潤っていけば」と期待している。

冊子はA4判36ページのオールカラー印刷で5000部印刷。各酒蔵や伊南地域の宿泊施設などで配布している。このほか今年度は大手旅行会社と連携したオンラインツアーの企画も進行中。都市部の旅行者向けに、各酒蔵と地域の魅力を紹介した動画を作成している。

おすすめ情報

PAGE TOP