「ひこばえ」使う二期作本格化 飯島

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ひこばえから育った稲穂を収穫する南信州米俵保存会の関係者=3日、飯島町飯島

大相撲の土俵などわら細工を幅広く手掛ける飯島町の南信州米俵保存会は今季、稲刈り後に発生する再生株の「ひこばえ」を育てて2回の収穫を行う二期作を本格的に実施した。地元農家の座光寺正和さん(43)が協力。細工に使う稲わらの確保などを目的に始めた二期作農法だが、日本酒に用いたり、付加価値をつけた米として販売したりするなど”もうかる稲作”につなげようと戦略を練っている。

3季目となる二期作の取り組みは、偶然青刈りした後から、ひこばえが育ち稲穂に成長したことから始まった。今年は約30アールと昨年の6倍に耕作面積を拡大。品種はコシヒカリで、7月下旬に青刈りした後にひこばえから育った稲は今月初めに収穫した。

ひこばえの稲穂から取れる米は通常と比べて数分の1に留まるが、保存会の関係者で行った試食会では普通の新米と変わらないその味の良さに注目が集まり、座光寺さんも「思った以上によくできている」と目を見張った。

ひこばえからできる米には流通関係者や酒造メーカーなども関心を寄せているといい、保存会の酒井裕司代表(46)は「わらも取れて、米も収穫できる。農家の皆さんにとってもメリットがあるモデルの事業になるはず。この農法をブランド化し、盛り上げたい」と手応えをつかんでいる。

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