規格外洋ギクで生け花 茅野のやまファーム

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「やまファーム」の鈴木仁美さん(左)と会話しながら洋ギクを生ける大川春雪さん

茅野市泉野でキクを生産する「やまファーム」は7日、規格外などで流通されない洋ギク(マム)を使って生け花を実演する催しを茅野市民館イベントスペースで開いた。規格外として廃棄処分される洋ギクを消費に回すイベントを通じて”フラワーロス”に関心を持ってもらおうと初めて計画。白やピンク、緑といったさまざまな色の18種類・300本ほどを使って華道家が華やかに仕上げ、見守る人から拍手が送られた。

「アートのちからでフラワーロス削減!」と名付け、鈴木紘平代表(42)らと交流のある華道家で草月流師範の大川春雪さんが花を生けた。鈴木代表の妻、仁美さんが順番に品種名を紹介して大川さんと会話しながら進行。「曲がっていても花が小さくても、かける労力は同じ。規格外の花にも価値を見いだしてほしい」と語った。

大川さんは「大輪できれい」「香りがいいですね」などと言い、次々と生けた。丈が長かったり、茎が曲がっていたりする規格外品を手に取りながら、「市場に出回る花は長さが決まっており、もう少し長いものを生けたい時もある」とし、規格外品を生け花に活用することは十分あり得る-との考えを示した。

洋ギクの販売会もあり、約200人が来場した。同市の伊藤正子さん(75)は「フラワーロスの話は初めて知ったが、消費に回す取り組みはよいこと。ブーケにするなどいろんな活用方法がありそう」と話した。実演の様子はインスタグラムで生配信された。

昨年は展示会を開き、今年はイベントの幅を広げた同社。鈴木代表は今後もこうした催しを開きたいとし、「フラワーロスを含め洋ギクのことを知ってほしい。(イベントを)若手農家の仲間をつくるきっかけにもしたい」と話した。

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