伝統「獅子舞」 新山小5年生継承へ取り組み

LINEで送る
Pocket

貝沼獅子舞保存会から指導を受け、獅子舞に取り組む新山小の児童たち

伊那市新山小学校の5年生11人は、地域に伝わる伝統芸能「獅子舞」の稽古に取り組んでいる。ふるさとに残る民俗芸能を継承し、多くの人に知ってもらおうと計画。地元富県地区の貝沼獅子舞保存会に指導を仰ぎ、舞い方などを学んでいる。新型コロナウイルスの影響が長引く中、疫病退散への祈りを込めて大きく舞った。来年2月の校内発表会で、練習の成果を披露する予定だ。

総合学習の一環で、昨年に東京の獅子舞を習ったのがきっかけ。児童は富県地区に南福地、北福地も含めて三つの獅子舞があることを知り、同保存会に指導を依頼した。
 
2回目となる22日の稽古では、同保存会のメンバー4人が訪問。子どもたちは獅子頭と太鼓、笛をそれぞれ分担し、「そーら」の掛け声で演奏を開始。音色に合わせて獅子頭をくねらせ、歯を打ち鳴らしたり跳ね回ったりして、勢いよく進んだ。後方の児童は胴衣を広げて操り、獅子頭の動きと一体に。保存会の実演もあり、迫力ある演舞が披露された。
 
児童らは「本物は力強くてすごかった。厄払いの感じが出せるようにきちんと舞い、みんなを驚かせたい」「獅子舞を見たことのない人にも知ってもらう機会になれば」と話し、熱心に取り組んでいた。

貝沼の獅子舞は、青年会が地元の祭りで披露してきたが一時途絶え、約30年前に住民が保存会を立ち上げて復活。現在、会員10人が所属し、文化継承に努めている。埋橋豊茂会長(78)は「一人でも多くの子どもたちに地域の伝統芸能に触れてもらい、継承につながれば」と願っていた。

おすすめ情報

PAGE TOP