家族のブドウ使ったワイン 5年目の新酒完成

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茅野市金沢産のブドウを使ったワインの新酒。右から2人目が「うまやど」の小林代表

茅野市金沢産の自家栽培ブドウを使ったワインの新酒(ヌーボー)が完成し、合同会社「フルーツワインうまやど」(同市金沢)で販売している。家族のブドウで醸すワイン作りも今年で5年目。前年並みの約600本のワインを入荷し、県内外のワイン愛好家を中心に人気を集めている。数に限りがあるため、早めの注文を呼び掛けている。

同社は2018年7月、江戸時代から甲州街道金沢宿で中馬宿を営んだ小林家が設立。社名は屋号の「馬宿」に由来する。ブドウ作りを始めたのは終戦直後の食糧難の時代。小林一善代表(68)の父で教師だった故充利さんが「子どもたちにおなかいっぱい果物を食べさせたい」と所有する山を開墾して植樹した。

忙しい充利さんに代わってブドウ畑を守ってきたのが妻の文代さん(96)だ。足しげく畑に通い、剪定や皮むき作業をするのが「生きがい」という。ワイン作りを始めたのは2017年。完熟後のブドウに襲来するスズメバチ対策や病害被害の回避、地場産品による地域貢献を目指した。

今年は約15アールのブドウ畑で前年並みの約600キロを収穫した。伊那ワイン工房(伊那市)で醸造し、赤ワインとロゼワインにした。キャンベルで醸した赤ワインは辛口に、ナイヤガラとコンコースを使ったロゼワインはフルーティーに仕上げている。アルコール度数は赤が12度、ロゼが10度。

新酒は13日に入荷し、新酒イベントを開催中の銀座NAGANO(東京)に早速出荷した。今年から茅野市のふるさと納税の返礼品にも提供する。顧客も県内外に広がり、入荷した約4割は予約済みという。商標は査定が済み登録中という。

小林代表は「7月の長雨で管理が大変だったが、期待に応えられるワインができた。ワインを通じて金沢を訪れ、金沢の魅力に触れていただくきっかけになれば」と語り、地域に喜ばれるワイン作りを続けていこうと考えている。

ワインは720ミリリットル入りで2200円(税込み。パッケージ代含む)。問い合わせは、うまやど(携帯080・2588・6584)へ。

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